グローリアスオー（1997年生、母フィールザビート）

グローリアスオー（1997年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したフィールザビートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着2回、地方29戦4勝2着6回。2000年の弥生特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、下屋敷牧場から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、古川嘉治によって1,627.5万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月7日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったキャッシュオーバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったトーヨーサドラーズに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2000年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの弥生特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイイオカラブリイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた12戦目は、マルチブラッド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2000川崎スター賞6（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（9戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月20日、中6週で迎えた15戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた17戦目は、春分特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2002年）

3月9日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（13戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

3月16日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（14戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月26日、中0週で迎えた20戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川寛和騎手（15戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月1日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、やまもも特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシーオブヌビアからクビ差の2着に惜敗した。

6月23日、中2週で迎えた22戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイコンプリートから3馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた23戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高崎記念（高崎ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた24戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンサドル賞（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンツラベンダーから3馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた25戦目は、サファイア特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中7週で迎えた26戦目は、かえで特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモプラズマから1馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中3週で迎えた27戦目は、シクラメン特別（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた28戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、甲州特別（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミハタオウジャから半馬身差の2着となった。

6歳（2003年）

1月2日、中4週で迎えた29戦目は、門松特別（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワトニービンに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた30戦目は、うお座特別（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた31戦目は、こうずけ特別（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は福元弘二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモーニングティーから3馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた32戦目は、マーチ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた34戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の端午賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた36戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリョウマをアタマ差制して3勝目をつかんだ。

11月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた37戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

12月14日、中2週で迎えた38戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキヴィンテージに5馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月31日、中1週で迎えた39戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2004年）

1月24日、中2週で迎えた40戦目は、オリオン座特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた41戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた42戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた43戦目は、ファイナルカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。