モーニングティー（1998年生、母ソフトボイス）

モーニングティー（1998年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時8歳）と交配したソフトボイスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方32戦17勝2着6回。2003年のオールスターカップ(地方重賞)に勝利した他、2003年の坂東太郎賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月6日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

11月25日、中4週で迎えた9戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4歳（2002年）

1月11日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般C5（高崎ダート900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C5（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノマサナリに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、連闘で迎えた12戦目は、一般C5（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のビジネスプランに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福元弘二騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノグレースに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンタニガワに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコガネサンダーに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

10月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、コスモス特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のウエスタンデイビスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月3日、中2週で迎えた18戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトナイルに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、パンジー特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアルザンに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月28日、中5週で迎えた20戦目は、ターコイズ特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクイーポに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の新春杯（高崎ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福元弘二騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったデルマキングオーから1馬身差の2着となった。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、黒松特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォースキックから2馬身半差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、こうずけ特別（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリアスオーに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

4月12日、中7週で迎えた24戦目は、ダイヤモンド特別（宇都宮ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のジュディトウショウに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月1日、中6週で迎えた25戦目は、地方重賞の坂東太郎賞（高崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（8戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエムキングに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

8月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（9戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（10戦9勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞のオールスターカップ（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（11戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウゼウスに2馬身半の差をつけて制した。

11月16日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、三国山特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（12戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のベストサウンドに1馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

11月30日、中1週で迎えた30戦目は、甲州特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（13戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のフォースキックに2馬身半の差をつけて優勝

12月31日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2004年）

1月26日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の織姫賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（14戦12勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、地方重賞の端午賞（高崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（15戦12勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォースキックから5馬身差の2着となった。

7歳（2005年）

4月27日、約12か月の休み明けで迎えた34戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキンシタイガーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

6月1日、中4週で迎えた35戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた36戦目は、水無月特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は山田順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた37戦目は、白山特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリスキーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って久々に勝利を挙げた。

8月12日、中3週で迎えた38戦目は、あおぎり特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルブツスキャンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月11日、中8週で迎えた39戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビリーザキッドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月9日、中3週で迎えた40戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田順一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパワフルボーイを上がり0位の末脚で半馬身差し切って優勝

11月23日、中1週で迎えた41戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。