エイシンメヌエット（2020年生、母マーゼリン）

エイシンメヌエット（2020年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時16歳）と交配したマーゼリンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。2023年の若草賞土古記念(牝Jpn3)で3着に入った他、2023年のクイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月5日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の夏いちごの町浦河すずあかね賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ルーンファクターにアタマ差交わされて2着となった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（6戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアンニンドウフを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィアスサーメットに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、2歳（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、スマイルミーシャに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳300万円以下（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したジュウィールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

坂本和也厩舎（兵庫）へ入厩。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグロリアドーロにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、グロリアドーロに交わされて7馬身差の2着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた14戦目は、3歳A（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

3月30日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞土古記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月22日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったペップセをクビ差捉え切れず2着となった。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、出射陸央生誕25周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウヒエイに6馬身の差をつけて優勝

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、小春日和特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスタープレジデントに1馬身半の差をつけて制した。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、柚子湯特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月1日、中0週で迎えた24戦目は、お年玉特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた25戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（9戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のワールドミッションに1馬身の差をつけて優勝

2月6日、中1週で迎えた26戦目は、凍星特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、タイセイドリーマーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた27戦目は、冬紅葉特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のチェリーブロッサム特別（笠松ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナリノクリスティーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた29戦目は、OKB大垣共立銀行杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（13戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマロンアイスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月1日、中1週で迎えた30戦目は、桜並木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（14戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったコスモオピニオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた31戦目は、八重桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（15戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた32戦目は、月桂冠特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（16戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオアマゾネスを豪脚で半馬身差し切って久しぶりの一戦をモノにした。

10月11日、中1週で迎えた33戦目は、ハツシモ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイファーダイオウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた34戦目は、春日井特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（18戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリンクスターツに2馬身の差をつけて優勝

11月13日、中1週で迎えた35戦目は、豊田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（19戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のミストラルウインドに1馬身の差をつけて8勝目を奪取した。