クーカイ（2000年生、母ゴールドリュート）
Kukai
2000.05.02
クーカイ（2000年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弘法大師より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したゴールドリュートが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地16戦6勝2着2回、中央障害4戦0勝2着1回、地方10戦1勝2着1回。2007年の武蔵野オープンで2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、錦岡牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
萩原清厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2002年）
8月17日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。
9月1日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。
3歳（2003年）
3月22日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアタゴビッグマンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
4月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、エピソードシチーにクビ差交わされて2着に甘んじた。
6月7日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチアズボニートに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。
4歳（2004年）
5月29日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハードクリスタルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
7月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のヤマノサップをクビ差振り切って断然の支持に応えた。
9月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンツエナジーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。
10月30日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエスユーガーデンに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。
11月28日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
12月26日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2004フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。
5歳（2005年）
1月8日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオーガストバイオを半馬身振り切って優勝
1月23日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。
2月11日、中2週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
4月24日、中9週で迎えた16戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。
10月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。
6歳（2006年）
6月3日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月1日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリースタイルから1馬身半差の2着に敗北した。
10月22日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7歳（2007年）
6月28日、約8か月半の休養明けで迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、武蔵野オープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したモエレソーブラッズに3/4馬身届かず2着となった。
7月12日、中1週で迎えた23戦目は、’07スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のショーターザトッシに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。
8歳（2008年）
3月28日、約8か月半の休養明けで迎えた24戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。
4月10日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
4月18日、連闘で迎えた26戦目は、吉野桜特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。
5月6日、中2週で迎えた27戦目は、クォーツオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。
5月22日、中1週で迎えた28戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。
6月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、パールオープン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。
9歳（2009年）
1月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。