ストーンステッパー（1993年生、母カサダガ）
Stone Stepper
1993.05.09
ストーンステッパー（1993年5月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のCrafty Prospector（当時14歳）と交配したカサダガが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦6勝2着1回、地方9戦1勝2着1回。1997年のフェブラリーステークス(G1)で2着に入った他、1996年の根岸ステークス(G3)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。
経歴
デビュー前
目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1995年）
12月10日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマチカネゼクウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
12月24日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナムラホームズに2馬身半の差をつけて2勝目を収める
3歳（1996年）
1月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。
7月14日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、G3の札幌スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。
8月3日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
8月11日、連闘で迎えた6戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
8月25日、中1週で迎えた7戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。
9月21日、中3週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、涼秋ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホーマンランドオーに2馬身半の差をつけて3勝目を収める
10月5日、中1週で迎えた9戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウアムールに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。
11月2日、中3週で迎えた10戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のビッグショウリに1馬身の差をつけて3連勝で重賞ウィナーの称号を手中に収めた。
4歳（1997年）
1月12日、中9週で迎えた11戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のユーコーマイケルに2馬身の差をつけて4連勝で2つ目の重賞タイトルを手に入れた。
2月16日、中4週で迎えた12戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたシンコウウインディ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
4月12日、中7週で迎えた13戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦4勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。
5月5日、中2週で迎えた14戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグショウリに半馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルを手中に収めた。
5歳（1998年）
1月10日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
2月1日、中2週で迎えた16戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦5勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。
3月24日、中6週で迎えた17戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月20日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月15日、中3週で迎えた19戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。
11月23日、連闘で迎えた20戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったバトルラインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦5勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。
6歳（1999年）
1月10日、中3週で迎えた22戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。
1月31日、中2週で迎えた23戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。
9月23日、約8か月の休み明けで迎えた24戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（12戦5勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。
11月23日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
12月11日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。
7歳（2000年）
1月9日、中3週で迎えた27戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。
3月21日、中9週で迎えた28戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月4日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた29戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6月15日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた30戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月2日、中1週で迎えた31戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。