マリンパレード（1989年生、母トツプグレース）

マリンパレード（1989年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のホウラツキー（当時19歳）と交配したトツプグレースが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は京野伸一。戦績は、中央平地32戦5勝2着5回。1992年のセイユウ記念(重賞)で2着に入った他、1993年の銀杯(アラ系4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

6月22日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したナスケンフラワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた5戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したユウファイブにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレードバイオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月23日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 雨/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は岡潤一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた14戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るリバーヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月21日、連闘で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（中京ダート1700m 雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプールモワに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオアイクを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って4勝目を手中に収めた。

5月2日、中2週で迎えた19戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハクサンツバメをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

7月4日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヒロタイムに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた24戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

11月28日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月5日、連闘で迎えた29戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた30戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったトウヤランナーにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

4歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた31戦目は、銀杯（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したロータリーボーイにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月13日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた32戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。