オールドケベック（2011年生、母オフジオールドブロック）

オールドケベック（2011年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カナダ東部の歴史地区、文化遺産」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したオフジオールドブロックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C1八。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2014年）

5月4日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月4日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したザッツフェイマスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月13日、連闘で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、JBCイヤーOROパークレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザッツフェイマスに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のヤマニンジュニパーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2015年）

5月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のドクトルモレを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

6月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったミツアキジュニアーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

6月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた16戦目は、東日本大震災復興祈念一丸（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマニンラピエールに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

7月26日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったムスカバードにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月9日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい5着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、千貫石森林公園賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、軽米秋まつり賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアスペクトを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、区界賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、洋野産高級しいたけ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、最高級・江刺りんご賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（10戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。