グレイトダージー（2017年生、母フリートルージュ）

グレイトダージー（2017年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオウケンブルースリ（当時12歳）と交配したフリートルージュが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2022年のグランシャリオ門別スプリント(地方重賞)で2着に入った他、2023年の旭岳賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月29日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイルビーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月16日、中6週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3歳（2020年）

4月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳥待ち月特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の稲苗月特別（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、ナポリン110周年イブの年特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラヴィッスマンに6馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

7月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、矢車草特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のケイツーシリングに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、登別地獄まつり特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオウケンインザサンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、ヴィットリオドーロ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のインディーズルアーを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

10月1日、中5週で迎えた10戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、宮永雄太HC特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネイチャーキングを3/4馬身振り切って6勝目をゲットした。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、北海道厩務員会特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のリアルモンテに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（6戦5勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4歳（2021年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、美瑛アスパララスノーブル特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のルナクレアに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、リボンナポリン110周年特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のマナホクレレに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月3日、中3週で迎えた15戦目は、沼田町純米酒雪なごり瑞華特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた16戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた17戦目は、北海道ブランドきらりっぷ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のルナクレアに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月9日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、ホクレン「拓くぞ!未来」特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（9戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウミズカゼに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（10戦8勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた21戦目は、さまにオープン（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（11戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2022年）

5月5日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、北海道富良野ホップ炭酸水特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（12戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、カツゲキダイオウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカツゲキダイオウに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月22日、中4週で迎えた24戦目は、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（14戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイサクソニーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（15戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアザワクにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、中3週で迎えた26戦目は、沼田町夜高あんどん祭り特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したクーファアチャラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月31日、中3週で迎えた27戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた28戦目は、静内軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた29戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた30戦目は、来年も門別でJBC2歳優駿特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2023年）

4月27日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた32戦目は、丸くなるな、星になれ。特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた33戦目は、Online Marche特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた34戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月20日、中1週で迎えた35戦目は、ヒマワリ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、スコルピウスに交わされて1馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で迎えた36戦目は、旭岳賞（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月12日、中3週で迎えた37戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた38戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ヘメロカリス特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のネーロルチェンテをクビ差振り切って勝利数を14に伸ばす

10月26日、中3週で迎えた39戦目は、コントレイル・プレミアム（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。