グラスウィンディー（1999年生、母ライクアバード）

グラスウィンディー（1999年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時15歳）と交配したライクアバードが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方38戦12勝2着8回。主な勝ち鞍は2004年のアネモネ特別(一般B2以下)。

経歴

デビュー前

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

6月22日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた2戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた5戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ロ C5イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタオウドウから4馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた6戦目は、北関東リーディングジョッキーズカップ（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーウォニングに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2003年）

1月6日、連闘で迎えた7戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のホープグリーンに5馬身の差をつけて制した。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4（足利ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた9戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた10戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノダンディーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月1日、中2週で迎えた11戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のデュークビスカスに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクミショットガンから2馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライアンズレターから4馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で早川順一騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた16戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で早川順一騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で早川順一騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシマクラウンからクビ差の2着に甘んじた。

9月15日、中2週で迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた19戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナミノテンジンからクビ差の2着に甘んじた。

10月12日、連闘で迎えた20戦目は、岩押特別（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた21戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた22戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は早川順一騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のブロンドフェアリーをクビ差制して5勝目を掴み取った。

12月6日、中3週で迎えた23戦目は、奥久慈しゃも特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイガノヤッピーに3馬身の差をつけて6勝目を収める

12月20日、中1週で迎えた24戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトロットテイオーから半馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノメイプルに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2004年）

1月10日、中0週で迎えた26戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で早川順一騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で早川順一騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアボットに2馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

2月5日、中0週で迎えた28戦目は、沈丁花特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で早川順一騎手（16戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンストーンボブに1馬身半の差をつけて9勝目を挙げた。

2月23日、中2週で迎えた29戦目は、アメジスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で早川順一騎手（17戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンストーンボブをクビ差制して勝利を手に入れた。

3月7日、中1週で迎えた30戦目は、モクレン特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で早川順一騎手（18戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のケイプスルーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月22日、中1週で迎えた31戦目は、アネモネ特別（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で早川順一騎手（19戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルピアチェーレに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月3日、中1週で迎えた32戦目は、タンポポ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で早川順一騎手（20戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、焼餃子特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で早川順一騎手（21戦10勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた34戦目は、あけび特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で早川順一騎手（22戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた35戦目は、スウィング特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で早川順一騎手（23戦10勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で早川順一騎手（24戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた37戦目は、シンガポールスリング特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で早川順一騎手（25戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシネタイムから3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中3週で迎えた38戦目は、ディセンバー特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2005年）

1月8日、連闘で迎えた39戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた40戦目は、おうし座特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は早川順一騎手（26戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた41戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、如月特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた42戦目は、フェブラリー特別（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は早川順一騎手（27戦10勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラアクートから2馬身半差の2着となった。