ブリッグオドーン（2017年生、母ブリガドーン）
Brig o'Doon
2017.05.17
ブリッグオドーン（2017年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したブリガドーンが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の東京ダービートライアルに勝利した他、2023年のひまわり賞で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
渡辺和雄厩舎（大井）へ入厩。
2歳（2019年）
6月28日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアースヴィジョンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
8月1日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルペガサスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
12月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
3歳（2020年）
2月6日、中6週で迎えた5戦目は、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。
3月18日、中5週で迎えた6戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
4月30日、中5週で迎えた7戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピュアオーシャンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
6月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。
8月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。
10月6日、中6週で迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’20スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。
12月2日、中7週で迎えた11戦目は、3歳オープンのハートビートダービー（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたマンガン決め手に屈してクビ差の2着となった。
4歳（2021年）
1月14日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
3月22日、中9週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、萌黄賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエアースピーダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月27日、中4週で迎えた14戦目は、春風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングバイデンに1馬身3/4の差をつけて制した。
6月10日、中5週で迎えた15戦目は、ジューン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
10月31日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、紅葉賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタイサイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中4週で迎えた17戦目は、日刊ゲンダイ賞（船橋ダート2200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
5歳（2022年）
1月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、チバテレ盃（船橋ダート1800m 晴/重）に53.5kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キタノオクトパスにクビ差交わされて2着に惜敗した。
2月17日、中4週で迎えた19戦目は、駿麗賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
4月14日、中7週で迎えた20戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビービーガウディに1馬身半の差をつけて制した。
5月3日、中2週で迎えた21戦目は、皐月盃（船橋ダート2200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。
9月29日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、長月特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
11月17日、中6週で迎えた23戦目は、霜月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアエノブライアンに3馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。
6歳（2023年）
1月24日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（13戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。
3月8日、中5週で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノットリグレットを半馬身振り切って7勝目を奪取した。
4月20日、中5週で迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。
5月26日、中4週で迎えた27戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーズハクアに4馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。
7月21日、中7週で迎えた28戦目は、ひまわり賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（15戦4勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、エメリミットに3/4馬身交わされて2着に敗れた。
11月28日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオクトニオンを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。
7歳（2024年）
1月26日、中7週で迎えた30戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（17戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナンセイホワイトを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。
4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（18戦6勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。
5月30日、中6週で迎えた32戦目は、短夜賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（19戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
7月22日、中7週で迎えた33戦目は、ひまわり賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（20戦6勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
8月28日、中4週で迎えた34戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、フリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。