ノースザワールド（2018年生、母パスオブドリームズ）

ノースザワールド（2018年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北+世界」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したパスオブドリームズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2024年の東風ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月25日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

11月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカツコにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

1月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノマジェスタを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月20日、中9週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、6着に入り込んだ。

5月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒミノフラッシュを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

8月8日、中7週で迎えた9戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったロバートソンキーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったジャックドールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず17着に終わった。

4歳（2022年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったビッグリボンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るルースを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたイズジョーノキセキ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月31日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカントル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井瑠星騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったピンハイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井瑠星騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エピファニーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井瑠星騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアールドヴィーヴル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた23戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のクライミングリリーに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月8日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた27戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6歳（2024年）

1月7日、中7週で迎えた28戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月10日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したディオを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた31戦目は、G2のマイラーズカップ（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた32戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた33戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。