ウイーンルション（1996年生、母ツジノエース）

ウイーンルション（1996年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のルション（当時15歳）と交配したツジノエースが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、地方36戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年のアルクツールス賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、新冠橋本牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

西川栄二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

11月30日、デビュー戦は郷間隆騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は487kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3歳（1999年）

1月3日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフタバラブリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷間隆騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチヨノグラスをクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

4月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷間隆騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月31日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷間隆騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷間隆騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷間隆騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したマロンハマナスにハナ差届かず2着となった。

11月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシルバーボーラーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナイキガードナーに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4歳（2000年）

1月10日、中1週で迎えた11戦目は、遠藤茂騎手を鞍上に迎えて、ハッピードラゴン賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したハナショウブを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアクティブスーパーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、爽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランカバージョンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月11日、中3週で迎えた16戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、スピカ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したケージーハヤカゼにクビ差届かず2着となった。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（10戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のファイナルドリーム賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木啓之騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2001年）

1月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の初富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木啓之騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月23日、約8か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木啓之騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた24戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木啓之騎手（14戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた25戦目は、秋霜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木啓之騎手（15戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた26戦目は、ノースウインド賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で鈴木啓之騎手（16戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6歳（2002年）

1月10日、中3週で迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、睦月賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた28戦目は、ガーネット賞（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（17戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた29戦目は、如月賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（18戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた30戦目は、仲春賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（19戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（20戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のアルクツールス賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（21戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（22戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた35戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた36戦目は、パール賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。