ミヤジメーテル（2008年生、母ミスサイベリア）

ミヤジメーテル（2008年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アニメのキャラクター名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したミスサイベリアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地12戦2勝、地方22戦9勝2着2回。2012年の名港盃オープン(地方重賞)に勝利した他、2013年のコーラルオープン(一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、曽我司によって945万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月17日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクィーンオブライフに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中4週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレディオブパーシャに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのいぶき賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

11月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2012年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のパノラマビューカップ（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の播磨特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた14戦目は、花水木特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキクノトップランを豪脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、アカンサス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスウィングダンスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月20日、中1週で迎えた16戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、磯ノ木特別（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミサキティンバーを半馬身振り切って制した。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーシングレーソロに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、ブルーサファイアオープン（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた24戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のエーシンブランを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（11戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた26戦目は、タンザナイト特別（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（12戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホウカイザーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2013年）

1月4日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（13戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったクイックスターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた28戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のコスモエスプレッソに3馬身の差をつけて優勝

2月21日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた30戦目は、コーラルオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大畑雅章騎手（16戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブライトシンプーに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月5日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大畑雅章騎手（17戦7勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサイモンロードに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6歳（2014年）

2月20日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、黄梅特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた33戦目は、里桜特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた34戦目は、山桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケントリュウコウに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。