シンプウライデン（1994年生、母キタノティアラ）

シンプウライデン（1994年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。1996年にNARグランプリサラブレッド系2歳最優秀馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時13歳）と交配したキタノティアラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は芦谷清太。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦13勝2着8回。1997年の名古屋優駿(G3)に勝利した他、1998年の東海ゴールドカップ(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒川友司厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1996年）

6月5日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカラビアンに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴンゲンレディに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月14日、中7週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーチェイサーに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の秋風ジュニア（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトチケットに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

9月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳戦の中京盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイリーガーに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

10月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（5戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳戦のゴールドウイング賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコーホルダーに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

12月29日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のジュニアグランプリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のルイボステイオーをアタマ差制して勝利をモノにする

3歳（1997年）

1月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤勝己騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミケンライデンから2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤勝己騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコーホルダーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安藤勝己騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキヌガサキングオーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤勝己騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のルイボステイオーに2馬身半の差をつけて優勝

6月4日、中4週で迎えた13戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤勝己騎手（12戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で安藤勝己騎手（13戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカンイーグルに4馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手に入れた。

9月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で安藤勝己騎手（14戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイエイツートップから2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中4週で迎えた16戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で安藤勝己騎手（15戦10勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で安藤勝己騎手（16戦10勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1998年）

1月1日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で安藤勝己騎手（17戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハカタダイオーに2馬身の差をつけて優勝

2月4日、中4週で迎えた19戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で安藤勝己騎手（18戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月18日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で安藤勝己騎手（19戦11勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で安藤勝己騎手（20戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハカタダイオーから1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中3週で迎えた22戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（21戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るランフォータックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのオータムカップ（P）（笠松ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（22戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、カルストンラナークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（23戦12勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（24戦12勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（25戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジックリボンから3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月1日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（26戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（27戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハカタビッグワンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中4週で迎えた30戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（28戦13勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月23日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチェリーラスターにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月14日、中2週で迎えた32戦目は、3歳地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（29戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったトミケンシルバーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。