ダイワハーン（2002年生、母シンシンパッション）

ダイワハーン（2002年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋モンゴル等の北方遊牧民の長が持つ称号」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したシンシンパッションが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦5勝2着13回。主な勝ち鞍は2006年の一般B4-3。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月5日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2005年）

7月31日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中5週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるカネスサンライズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナゴミヒーローにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、連闘で迎えた7戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジークカイザーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月25日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3-7（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミノタッチを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中0週で迎えた10戦目は、正花園杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ポストドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーエイトップに交わされて1馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナゴミヒーローを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中5週で迎えた13戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、琉斗初誕生おめでとう記念プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイショウラブリーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイティブランチを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトウホーパイオニア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナスケンエアストに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、つわぶき特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたツルギサイレンス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で前野幸一騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモシレナを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウォーターディーバを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイガを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、早春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったテラノハイトップに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月5日、中3週で迎えた27戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた28戦目は、里桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったパインクールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた29戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーンジニーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた31戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。