ジェントリー（1983年生、母シルバーシウン）

ジェントリー（1983年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時9歳）と交配したシルバーシウンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年の層雲峡特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

4月19日、デビュー戦は4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は444kg。鞍上は岡部幸雄騎手。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったミスターアルコに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月11日、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月31日、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレディパルサカに3馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

7月12日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月26日、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

10月12日、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月26日、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマルコスポートを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月16日、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は鹿戸雄一騎手。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4歳（1987年）

5月3日、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月14日、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフェードエリカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月27日、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月12日、4歳以上400万下の利尻特別（札幌ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったギャラントローマンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月25日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のニシノダンディーズを半馬身振り切って勝利を物にした。

5歳（1988年）

3月20日、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月9日、5歳以上900万下の春霞特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モガミドリームに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月15日、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月12日、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月16日、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（札幌ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグレートプレーンズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月23日、ハンデ戦で4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のユートタイムをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。