ウメノセダン（1994年生、母ウメノホワイト）

ウメノセダン（1994年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時9歳）と交配したウメノホワイトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、地方30戦5勝2着6回。1998年の勝島オープン(ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

7月22日、デビュー戦は西川栄二騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は423kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーローランに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川栄二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアシュラムに半馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のあざみ特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川栄二騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川栄二騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（1997年）

1月17日、中2週で迎えた6戦目は、鞍上は6戦連続で西川栄二騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のカトレア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西川栄二騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノガイセンからクビ差の2着となった。

2月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川栄二騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月6日、中4週で迎えた9戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシカツタイコーから1馬身差の2着となった。

5月20日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川栄二騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月26日、中9週で迎えた11戦目は、3歳戦のコマクサ特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川栄二騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川栄二騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のナイススペインをクビ差制して勝利を手中に収めた。

9月10日、中3週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた14戦目は、サターン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワリズムから半馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた15戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトニーファーストに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月21日、中3週で迎えた16戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、仲冬賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1998年）

1月20日、中5週で迎えた18戦目は、初春賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたスーパーナオユキ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月19日、中3週で迎えた19戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したトップタイトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月16日、中6週で迎えた21戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のエメラルド賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月19日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のゲンマ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

7月10日、中2週で迎えた23戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアービルコマサにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月23日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’98アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦の’98ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの勝島オープン（大井ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコーヒーブレイクに3馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5歳（1999年）

2月9日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’99ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の’99メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の’99スプリングカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

12月8日、約8か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（16戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。