グレートステージ（2002年生、母セキサンシラオキ）

グレートステージ（2002年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大舞台」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したセキサンシラオキが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、地方27戦14勝2着2回。2005年の園田ダービー(地方重賞)に勝利した他、2005年の摂津盃(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって682.5万円で落札された。

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2004年）

6月23日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアグネスビュウティに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したギンガハーバーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドペガサスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた5戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のベストタイザンを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストタイザンに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウヨウソウルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

4月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンエンペラーに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（7戦5勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中9週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハートランドロバリに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のセトノグリーンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月6日、中6週で迎えた13戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（10戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヨシノイチバンボシを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中3週で迎えた14戦目は、G1のJBCクラシック（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2006年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキーホークに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5歳（2007年）

3月29日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた17戦目は、スプリングウインド（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンブーフリットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5月3日、中4週で迎えた18戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた19戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナリタフロンテアーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6歳（2008年）

5月28日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた20戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシンボリピレネーに5馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、姫路カシの木特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモハードリカーに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

11月3日、中2週で迎えた22戦目は、Jpn1のJBCスプリント（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（6戦5勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた23戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のキングスランソンに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7歳（2009年）

9月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、日本拳法総合選手権杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（8戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた25戦目は、地方重賞の楠賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（9戦6勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9歳（2011年）

4月6日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、スプリングシーナリー特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（11戦6勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。