オルキスリアン（2013年生、母アクイレジア）

オルキスリアン（2013年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したアクイレジアが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、地方26戦10勝2着3回。2018年のクイーン賞(牝ハンデJpn3)で3着に入った他、2019年の東京シンデレラマイル(牝S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

張田京厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2016年）

1月22日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネイルアンドリングに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月8日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダフルワンダーに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のミライグリーンに3馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のヒスイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったサプールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したカスタネットを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月10日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマジックキーに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

2月8日、中3週で迎えた11戦目は、アメジスト賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライブリーソウルに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

3月16日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の弥生賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で繁田健一騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトゥモローウィングを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月14日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の夜競特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で繁田健一騎手（12戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月29日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦の金風特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で繁田健一騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤマイチレジェンドに3馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

10月24日、中3週で迎えた15戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で繁田健一騎手（14戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ・ファイナル（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2018年）

1月17日、中6週で迎えた17戦目は、扇屋“キャロッタのおやつ”記念（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（15戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、馬事畜産振興協議会杯（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（16戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦のレディスセレクション（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（17戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエミノマユアクを半馬身振り切って制した。

4月11日、中3週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、20時40分にビッグチャンス特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（18戦8勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた22戦目は、読売グループ神奈川会記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチャンピオンゴッドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（19戦8勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた24戦目は、ゴールドディスク間違いないカップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（20戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパーフェクトデイに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月26日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ3（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（21戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月6日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のさざんか賞（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（22戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェアハッピーに4馬身の差をつけて制した。

12月12日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6歳（2019年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、牝馬限定戦の’19 ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（23戦10勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（24戦10勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた30戦目は、ファンタスティックチャレンジ（プラチナカ（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（25戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ワンパーセントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（26戦10勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた32戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたエイシンエール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジIA2以下（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（27戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したブルーミンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中6週で迎えた34戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（28戦10勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（クイ（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（29戦10勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るステップオブダンスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月11日、中5週で迎えた36戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたローレライ決め手に屈してクビ差の2着となった。

2020年1月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。