メンブランツァ（2007年生、母ダンツライラック）

メンブランツァ（2007年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ワスレナグサの花言葉、思い出（伊）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したダンツライラックが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方12戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、嶋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

グリーンファーム愛馬会にてで一口馬主が募集された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月21日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のアルアラビアンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり18着に敗れた。

12月9日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4歳（2011年）

5月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月18日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

5歳（2012年）

4月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月4日、中7週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた11戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリカナに約12馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月17日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤボーイに約19馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、羽咋まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤボーイに約11馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月19日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3四（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキアーダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、県下太鼓打競技大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバイオムスメを次元の違う末脚で半馬身差し切って6勝目を手に入れた。

10月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田知弘久騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディグアップアイリに3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

11月11日、中1週で迎えた19戦目は、北山健治修世会退会記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田知弘久騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したコスモファンタジアに半馬身届かず2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で田知弘久騎手（9戦6勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。