シンボリガルーダ（1987年生、母スイートイブ）

シンボリガルーダ（1987年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したスイートイブが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着5回。1991年の京王杯スプリングカップ(G2)で3着に入った他、1990年のクリスタルカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモトロンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1990年）

2月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のマツラッキーに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

3月25日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったダイタクヘリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、ノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したヒノデブレイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月15日、中3週で迎えた9戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したゴールドジョージにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4歳（1991年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた11戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたハヤブサオーカン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセンターコリムを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた14戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

10月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（1992年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンゼファーをクビ差振り切って雨中の混戦を制した。

2月2日、中3週で迎えた20戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（13戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ミスタートウジンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月7日、中4週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アメジストステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた22戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（14戦3勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6歳（1993年）

8月22日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

9月12日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた25戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた26戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（15戦3勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は町田義一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた28戦目は、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。