サクセスドマーニ（2002年生、母ポストパレード）

サクセスドマーニ（2002年2月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋明日に向かって（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のBelong to Me（当時13歳）と交配したポストパレードが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のエーデルワイスステークス(1000万下)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたサイボーグ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアグネスジェダイにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキハタサーメットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のメジロスパイダーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3歳（2005年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた10戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトップガンジョーに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

4歳（2006年）

4月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

11月18日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5歳（2007年）

3月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

11月3日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

6歳（2008年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、’08グリーンカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、ハンデ戦の江戸川特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るペリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月13日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキャプテンシーオー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。