ビコーカチドキ（1987年生、母サンシーローズ）
Biko Kachidoki
1987.04.09
ビコーカチドキ（1987年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロングフアスト（当時15歳）と交配したサンシーローズが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）福田牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、地方16戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上900万下。
経歴
デビュー前
星川薫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1990年）
3月24日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
4月1日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トーエイホープにクビ差交わされて2着に惜敗した。
4月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
4月28日、中1週で迎えた4戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。
6月9日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ナイキアローに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
6月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のカテリーナロードに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。
7月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。
10月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。
11月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。
12月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。
12月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。
4歳（1991年）
1月7日、中2週で迎えた12戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。
1月27日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。
2月9日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウワタイジュに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。
2月24日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。
3月10日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（12戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。
4月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（13戦2勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したレガシーチャージを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。
4月21日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（14戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンテイオーをハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。
5月12日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（15戦3勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。
6月9日、中3週で迎えた20戦目は、京洛ステークス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。
9月8日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイシュンシルビアをクビ差振り切って勝利をモノにする
9月28日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。
10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。
11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。
11月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（7戦1勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。
12月1日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（16戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。
5歳（1992年）
1月12日、中5週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（17戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。
5月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた28戦目は、村上正和騎手を鞍上に迎えて、摩周賞（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。
5月21日、連闘で迎えた29戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、知床賞（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月4日、中1週で迎えた30戦目は、黒岳特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
6月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般A（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月2日、中1週で迎えた32戦目は、北の峰特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月13日、中5週で迎えた33戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、白雲岳特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタキノニシキから3/4馬身差の2着となった。
8月25日、中1週で迎えた34戦目は、義経特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
9月3日、連闘で迎えた35戦目は、宮の森特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。
6歳（1993年）
5月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハクバチエリーに半馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。
7月4日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた37戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイボンバーに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。
7月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた38戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイマナーから半馬身差の2着に敗北した。
8月15日、中2週で迎えた39戦目は、中津記念（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングジオットをアタマ差制して7勝目を手中に収めた。
9月5日、中2週で迎えた40戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノラスターをクビ差制して8勝目を手中に収めた。
9月26日、中2週で迎えた41戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンマサルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
10月11日、中1週で迎えた42戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、中津王冠（中津ダート2180m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月28日、中6週で迎えた43戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。