ラブラブパイロ（2019年生、母ベルモントラヴ）

ラブラブパイロ（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時14歳）と交配したベルモントラヴが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小西ファーム。2023年の東京シンデレラマイル(牝S3)で2着に入った他、2023年の東京シンデレラマイルトライアル(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒井朋弘厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2021年）

9月6日、デビュー戦は西啓太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンバフレイバーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のJBC2021金沢・門別スタート賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルイルアンメールを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を挙げた。

12月8日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた6戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’22桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（6戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリコーヴィクターを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

9月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、ミザール賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したエスケイファーストにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（9戦3勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた13戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（10戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、フジテレビ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（11戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2023年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、麹町賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（12戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のクイーンカトリーヌに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月6日、中3週で迎えた16戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で西啓太騎手（13戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラブリーホライズンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西啓太騎手（14戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイブランドに9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で西啓太騎手（15戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた19戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で西啓太騎手（16戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブリーホライズンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の花野賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で西啓太騎手（17戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバラクに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月3日、中6週で迎えた21戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（18戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（19戦7勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したスピーディキックにクビ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2024年）

4月12日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（20戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。