リコーシルエット（2010年生、母リコーモリモリ）

リコーシルエット（2010年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したリコーモリモリが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）リコーファーム。戦績は、地方40戦6勝2着7回。2013年の新投票所グランドオープン奥村組賞に勝利した他、2016年の川崎スパーキングスプリント(A1以下)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保秀男厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

7月6日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、ヒカリワールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新星特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ドリームキングダムに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月6日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャップマンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2013年）

1月1日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの’13桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたフォリッド決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のフォーチュネイトライラック特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの新投票所グランドオープン奥村組賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォリッドに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、快足賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイプレアーに1馬身半の差をつけて制した。

10月31日、中2週で迎えた16戦目は、和正&圭美結婚記念日 2013（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の葉牡丹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウエイペトラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ディープハントにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2014年）

1月8日、中4週で迎えた19戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

2月13日、中4週で迎えた20戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた22戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のイセノラヴィソンをクビ差振り切って制した。

5月20日、中5週で迎えた23戦目は、青嵐特別（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のギガワットに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で増田充宏騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で増田充宏騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた27戦目は、里神楽スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた28戦目は、東京スポーツ師走杯（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、川崎ウインタースプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた30戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月7日、約10か月の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6歳（2016年）

1月21日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月19日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の浜風スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた34戦目は、春疾風賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでなんとか走り抜いたが、テキスタイルアートに交わされて3馬身差の2着となった。

4月5日、中3週で迎えた35戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（15戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた36戦目は、Bダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（16戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のミカルベウスに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月16日、中5週で迎えた37戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で増田充宏騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、フラットライナーズに交わされて3馬身差の2着となった。

7月20日、中4週で迎えた38戦目は、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で増田充宏騎手（18戦3勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた39戦目は、綺羅星特別（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で増田充宏騎手（19戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月26日、中4週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で増田充宏騎手（20戦3勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。