パトリオットワン（1997年生、母フレンドシザラ）

パトリオットワン（1997年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時9歳）と交配したフレンドシザラが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦7勝2着9回。主な勝ち鞍は1999年のチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、大橋章によって1,102.5万円で落札された。

山下清春厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

6月2日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタチバナソブリンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の中京盃（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、チェリーナオキに交わされて1馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、チェリーナオキに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月1日、中2週で迎えた7戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のペガサスカップ（中京(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月13日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた14戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたラッキーシェア決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（12戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキロンに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4歳（2001年）

1月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプラウドスペシャルに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、堺克敏騎手を鞍上に迎えて、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月8日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般B14 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のハナノクビカザリに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、クリスタルシュガーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、数河特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブライトスパークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B13（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のロングホウザンに3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

10月15日、中3週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のバトルキャップをアタマ差振り切って制した。

11月6日、中2週で迎えた25戦目は、養老特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた26戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ダンディバーニングに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた27戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高木健騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で高木健騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた31戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高木健騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、一般B7 10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高木健騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、サチノヘレンに交わされて2馬身差の2着となった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、一般B15 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高木健騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のキムタツヴィックに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月8日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ハイテクカガヤキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた36戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り最後はミヤノルーブルと並んで6着同着となった。

8月27日、中1週で迎えた37戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、スギノコジローに半馬身交わされて2着となった。

10月16日、中6週で迎えた38戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。