ダノンサイクロン（2011年生、母マチカネチコウヨレ）

ダノンサイクロン（2011年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋サイクロン。旋風を巻き起こすような活躍を願って」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したマチカネチコウヨレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方24戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1,995万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、6着に終わった。

9月15日、中6週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタガノスカイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月12日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

8月9日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

10月2日、中7週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバレーナボスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモモイロアゲハを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロイヤルグラッセに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウサンメグレスに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2015年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 小雪/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月4日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた18戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリトライアル（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカロミオベンに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

3月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンパスラブを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、おおぐま座特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のサダムエルドラドに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月8日、中2週で迎えた25戦目は、ホトトギス賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったカシノレントに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた27戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

6月19日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた28戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタイキグランツに1馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月10日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤビハカンに1馬身半の差をつけて制した。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた31戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップホームタウンカップ（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカシノレントに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた32戦目は、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた33戦目は、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルナマハゲを半馬身振り切って9勝目を手にした。

9月17日、中1週で迎えた34戦目は、アイオライト特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤアースに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月16日、中3週で迎えた35戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したブーケオブローズを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた37戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた38戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブーケオブローズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた39戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったジャズコンボに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6歳（2017年）

1月9日、中2週で迎えた40戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド佐賀第2戦（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。