第29回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

メイショウバトラーが端を切る形、やや間隔を置いてオースミハルカが続く

先陣を切ったのはメイショウバトラー。リードを5馬身以上保って馬群を牽引。単独の2番手にオースミハルカが続く。その2馬身以上後ろ、メモリーキアヌが3番手の絶好位につける。そのすぐ後ろ、グローリアスデイズは好位に取り付く。そこから少し離れたところにオースミコスモとスティルインラブが進む。その1馬身後ろ、ドルチェリモーネとヤマニンアラバスタは中団前目。アドマイヤグルーヴは中団馬群の真ん中あたりを追走。レクレドールは中団後方の位置。その後ろ、レマーズガールとウォートルベリーが11番手。マイネヌーヴェルとエリモピクシーは後方5番手に待機して前方各馬の動きを静観。エルノヴァは後方4番手で虎視眈々と機をうかがう。最後方にシンコールビー、スイープトウショウ、ブライアンズレターらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、アドマイヤグルーヴが中団前目から秀でた決め脚を見せて先行各馬を一気に捉える

先頭はメイショウバトラーでリードは2馬身以上。単独の2番手にオースミハルカが続く。その2馬身以上後ろ、メモリーキアヌが3番手。そのすぐ後ろ、ドルチェリモーネが4番手。1馬身離れて、グローリアスデイズとオースミコスモが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのはオースミハルカ。そのまま押し切るかに見えたが、中団前目にいた2番人気のアドマイヤグルーヴがグングンと終いの脚を伸ばしてオースミハルカを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけてトップでゴールインした。2着のオースミハルカから1馬身1/4差の3着には、後方5番手の位置から切れ味抜群の末脚を繰り出したエルノヴァが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたエリモピクシーが入線、さらにハナ差の5着には、後方3番手にいた1番人気のスイープトウショウが食い込み、さらにそこから1馬身差の6着にはオースミコスモが入った。