第137回 目黒記念 (G2)

レース展開

ディアスティマが馬群を牽引、直後の2番手にバラジが続く

ディアスティマがハナを奪う形となり、後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。単独の2番手にバラジが続く。そのすぐ後ろ、バーデンヴァイラーとアーティットが3番手の好位につける。その後ろ、ラストドラフトは好位に収まる。先団後ろのポジションにいるのはカントルとアリストテレス。その1馬身後ろ、プラダリアとセファーラジエルは中団前め。ヒートオンビートとサリエラは中団馬群の真ん中を併走。フォワードアゲンは中団後方の位置。ユーキャンスマイルとコトブキテティスは後方5番手に控えて前方各馬をうかがいながらの競馬。少し差があって、ライラックは後方4番手に待機して他馬の出方をうかがう。後方3番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはゼッフィーロ。その少し後ろ、後方2番手の位置でじっと我慢して力をタメるのはダンディズム。少し離れた最後方にプリマヴィスタがいる隊列で最初のコーナーを通過。

目黒記念、ヒートオンビートが古馬の貫禄を見せる様な力走で待望の重賞初制覇

先頭はディアスティマでリードは1馬身。2番手にバラジとセファーラジエルが続く。そのあと、バーデンヴァイラー、アリストテレス、アーティットらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続けるディアスティマ。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいたヒートオンビートが強烈な末脚を爆発させてディアスティマを捉えると、最後はアタマ差だけ先んじて勝利した。2着のディアスティマから3/4馬身差の3着には、中団後方の位置から出色の末脚を発揮した1番人気のサリエラが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、後方2番手で直線を迎えたゼッフィーロが入線、さらに半馬身差の5着には、中団前目にいた2番人気のプラダリアが食い込み、さらにそこから半馬身差の6着にはバラジが入った。