第28回 根岸ステークス (G3)

レース展開

スリーボストンが全馬を牽引、その直後を進むドリームバレンチノとブライトライン

スリーボストンが逃げを打つ恰好となり、後続との差を1馬身ほど確保して一団を牽引。2番手にドリームバレンチノとブライトラインが並ぶ。続いて、エーシントップが4番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはダノンカモン、ノーザンリバー、アドマイヤサガスら3頭。その1馬身後ろ、ティアップワイルドとセイクリムズンは中団前寄り。アドマイヤロイヤルとゴールスキーは中団後方の位置取り。セレスハントは後方5番手で機を待つ。スノードラゴンは後方4番手で他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手でジックリと折り合い重視で運ぶのはテスタマッタ。後方2番手の位置で息を潜めて力を溜めるのはジョーメテオ。シンガリにシルクフォーチュンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

根岸S、ゴールスキーがベテラン馬のプライドを顕示する様な渾身の走りで念願の重賞初制覇

先頭はスリーボストンでリードは体半分。2番手にドリームバレンチノが続く。その直後、ブライトラインが3番手。1馬身離れて、エーシントップ、ダノンカモン、アドマイヤサガスらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、7番手から抜け出したのはノーザンリバー。そのまま押し切る態勢だったが、11番手にいたゴールスキーが勢いよく末脚を伸ばしてノーザンリバーを差し切ると、最後は半馬身の差をつけてトップでゴールに入った。2着のノーザンリバーからクビ差の3着には、最後方の位置から切れ味抜群の末脚を披露したシルクフォーチュンが入った。そこからクビ差遅れた4着には、絶好位で直線を迎えた1番人気のブライトラインが入線、さらにクビ差の5着には、中団後方にいたアドマイヤロイヤルが食い込んだ。2番人気のドリームバレンチノは2番手にいたが最後一杯になって8着に敗れた。