第29回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

リキサンマックスが全馬を引っ張る展開、少し差があってタツミリュウが続く

リキサンマックスが先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して一団を先導。単独の2番手にタツミリュウが続く。そのすぐ後ろ、エイシンオスマンとグランプリボスが3番手の好位につける。その直後、リアルインパクトは好位に収まる。先団後ろのポジションにいるのはロビンフットとディープサウンド。その1馬身後ろ、オメガブレインは中団前寄り。ダノンシャークとコルポディヴェントは中団馬群の真ん中付近を併走。キョウエイバサラは中団後方の位置取り。続いて、エーシンジャッカルが12番手。ドナウブルーとエーシンジェイワンは後方5番手で進出の機をうかがう。後方5番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはトウショウクラウンとニジブルーム。後方2番手の位置でじっと息を潜めているのはラトルスネーク。殿にスギノエンデバーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、エイシンオスマンが生来のレースセンスを活かした手堅い内容で重賞ウィナーの称号を掴み取る

先頭はリキサンマックスでリードは2馬身以上。単独の2番手にエイシンオスマンが続く。その少し後ろ、ロビンフットとタツミリュウが3番手。その直後、グランプリボスが5番手。1馬身離れて、ディープサウンドとリアルインパクトが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手にいたエイシンオスマンが前を交わして先頭に立つと、不撓の闘志で渋太く粘り続け、最後は後続に1馬身1/4の差をつけてトップでゴールインした。2着には、中団前目の位置から迫力のある伸び脚で猛追したエーシンジャッカルが続き、2着とハナ差の3着には、5番手の位置からジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切った1番人気のグランプリボスが入った。そこからハナ差遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたディープサウンドが入線、さらに半馬身差の5着には、好位にいたロビンフットが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはドナウブルーが入った。2番人気のダノンシャークは中団前目にいたが伸びが甘くなり7着に敗れた。