第161回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

キセキが集団を引っ張る展開、その少し後ろにダンビュライトが続く

キセキが果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って集団を先導。単独の2番手にダンビュライトが続く。少し間が空いて、スティッフェリオが3番手の絶好位につける。そのあと、モズベッロは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはハッピーグリン。その1馬身後ろ、ユーキャンスマイルとシルヴァンシャーは中団やや前。フィエールマンは中団馬群の真ん中付近を追走。エタリオウとミッキースワローは中団後方の位置。ミライヘノツバサは後方4番手で機をうかがう。後方3番手でじっくりと折り合いをつけるのはメイショウテンゲン。後方2番手の位置で力を温存するのはメロディーレーン。少し離れた最後方にトーセンカンビーナがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、フィエールマンが負けん性を発揮してゴール直前の激しい闘いをハナ差でモノにする

先頭はキセキでリードは2馬身以上。単独の2番手にダンビュライトが続く。少し間が空いて、スティッフェリオが3番手。1馬身離れて、モズベッロとミッキースワローが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、3番手から抜け出したのは11番人気のスティッフェリオ。そのまま押し切る態勢だったが、中団にいた1番人気のフィエールマンが次元の違う末脚を炸裂させてスティッフェリオを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を物にした。2着のスティッフェリオから2馬身半差の3着には、先行勢の後ろの位置から強靭な末脚を発揮したミッキースワローが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えた2番人気のユーキャンスマイルが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、中団後方にいたトーセンカンビーナが食い込んだ。