第170回 天皇賞(秋) (G1)

レース展開

ホウオウビスケッツが集団を引き連れる形、体半分差の2番手にシルトホルンが取り付く

ホウオウビスケッツが敢然と端を奪い、半馬身のリードで集団を引っ張っていく。2番手にシルトホルンが続く。その後ろ、ベラジオオペラとタスティエーラが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはマテンロウスカイとダノンベルーガ。その1馬身後ろ、リバティアイランドは中団やや前。ステラヴェローチェ、ソールオリエンス、キングズパレス、レーベンスティールらは中団後方の位置。後方5番手でジックリと運ぶのはノースブリッジとジャスティンパレス。後方2番手の位置でじっとして力をタメるのはドウデュース。少し離れたしんがりにニシノレヴナントがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞(秋)、ドウデュースが次元の違う決め脚を炸裂させてG1・4勝目を挙げる

先頭はホウオウビスケッツでリードは1馬身。単独の2番手にシルトホルンが続く。そのあと、ベラジオオペラとリバティアイランドが3番手。1馬身離れて、マテンロウスカイ、タスティエーラ、ダノンベルーガらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、5番手から抜け出したのはタスティエーラ。そのまま押し切るかに思われたが、後方2番手にいた2番人気のドウデュースが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を挙げた。2着には、先行勢の後ろの位置から迫力満点の伸び脚で猛進したタスティエーラが続き、2着と半馬身差の3着には、逃げ粘ったホウオウビスケッツが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたジャスティンパレスが入線、さらにクビ差の5着には、先行勢の後ろにいた12番人気のマテンロウスカイが食い込んだ。1番人気のリバティアイランドは好位にいたが失速して13着に敗れた。