第172回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

メイショウタバルが一団を率いる形、そのあとにコスモキュランダとホウオウビスケッツが取り付く

メイショウタバルが先手を奪う恰好となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。2番手にコスモキュランダとホウオウビスケッツが並ぶ。続いて、ジャスティンパレス、タスティエーラ、エコロヴァルツらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ソールオリエンスとクイーンズウォークは中団前目。マスカレードボール、セイウンハーデス、ミュージアムマイルらは中団後方の位置。後方3番手で折り合いをつけるのはアーバンシック。後方2番手の位置で悠々と構えるのはブレイディヴェーグ。殿にシランケドがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、マスカレードボールが強力な末脚を炸裂させて天皇賞馬の称号を手にする

先頭はメイショウタバルでリードは体半分。2番手にホウオウビスケッツが続く。そのすぐ後ろ、コスモキュランダとエコロヴァルツが3番手。1馬身離れて、タスティエーラが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、中団にいた1番人気のマスカレードボールが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は懸命に食らいつくミュージアムマイルを3/4馬身振り切り勝利を挙げた。2着のミュージアムマイルからクビ差の3着には、中団前目の位置から閃光のような末脚を発揮したジャスティンパレスが入った。そこからクビ差遅れた4着には、最後方で直線を迎えたシランケドが入線、さらにクビ差の5着には、後方3番手にいた11番人気のアーバンシックが食い込んだ。2番人気のタスティエーラは先行勢の後ろにいたがいいところなく8着に敗れた。