第167回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

タイトルホルダーが馬群を引き連れる展開、2番手の位置にアイアンバローズとアスクビクターモアが続く

タイトルホルダーが先陣を切る恰好となり、後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。2番手にアスクビクターモアとアイアンバローズが並ぶ。その後ろ、ディープモンスターが4番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはディアスティマとディープボンド。その1馬身後ろ、アフリカンゴールドは中団前目。ジャスティンパレスは中団馬群の真ん中を追走。マテンロウレオとブレークアップは中団後方の位置。その直後、ボルドグフーシュが11番手。ヒュミドールは後方6番手に控えて他馬の様子を見ながらの競馬。メロディーレーンとシルヴァーソニックは後方4番手で前方各馬の出方をうかがう。少し空いて、後方3番手で折り合いをつけるのはトーセンカンビーナ。さらに2馬身以上離れて、後方2番手の位置でじっと我慢して脚をタメるのはエンドロール。少し離れたしんがりにサンレイポケットがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、ジャスティンパレスが積極的な取り口で最強ステイヤーの称号を手に入れる

先頭はアイアンバローズでリードは半馬身。2番手にディープボンドが続く。その後ろ、ディープモンスターが3番手。1馬身離れて、マテンロウレオとジャスティンパレスが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはディープボンド。そのまま押し切る態勢だったが、先行勢の後ろにいた2番人気のジャスティンパレスが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利を収めた。2着には、2番手の位置からシャープな伸び脚で猛進したディープボンドが続き、2着と1馬身差の3着には、中団の位置から切れ味抜群の末脚を披露したシルヴァーソニックが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたブレークアップが入線、さらにクビ差の5着には、先行勢の後ろにいたマテンロウレオが食い込み、さらにそこから2馬身差の6着にはボルドグフーシュが入った。