第157回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

ヤマカツライデンが一団をリードする形、その少し後ろにトミケンスラーヴァが続く

ヤマカツライデンが逃げる恰好となり、リードを2馬身以上確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にトミケンスラーヴァが続く。少し間が空いて、ガンコが3番手の絶好位につける。その後ろ、シュヴァルグランは好位をキープ。続いて、カレンミロティックが好位の一角を形成。先団後ろのポジションに付けたのはソールインパクト。その1馬身後ろ、ミッキーロケットとクリンチャーは中団前目。チェスナットコートは中団馬群の真ん中あたりを追走。レインボーラインとトーセンバジルは中団後方の位置。2馬身以上離れて、サトノクロニクルは後方6番手で前方各馬を見ながらの競馬。アルバートは後方5番手で前方各馬の動きを静観。ピンポンは後方4番手で虎視眈々と機を待つ。後方3番手でジックリと折り合いをつけるのはシホウ。後方2番手の位置で脚をタメるのはトウシンモンステラ。最後尾にスマートレイアーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、レインボーラインが一際際立つ決め脚を披露して春の盾を奪取

先頭はガンコでリードは体半分。2番手にシュヴァルグランが続く。その直後、ヤマカツライデン、クリンチャー、トーセンバジルらが3番手。1馬身離れて、サトノクロニクルとチェスナットコートが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのは1番人気のシュヴァルグラン。そのまま押し切る態勢だったが、中団後方にいた2番人気のレインボーラインが目を見張るような末脚を炸裂させてシュヴァルグランを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールへと飛び込んだ。2着のシュヴァルグランから半馬身差の3着には、3番手の位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったクリンチャーが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたミッキーロケットが入線、さらに3/4馬身差の5着には、先行勢の後ろにいたチェスナットコートが食い込み、さらにそこから1馬身半差の6着にはトーセンバジルが入った。