第25回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

トゥザヴィクトリーが端に立つ形、そのすぐ後ろに続くフサイチエアデールとオリーブクラウン

主導権を握ったのはトゥザヴィクトリー。後続との差を1馬身ほど保ってレースを牽引。2番手にフサイチエアデールとオリーブクラウンが並ぶ。その後ろ、スプリングチケットとメジロサンドラが4番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはファレノプシス、クリスマスツリー、プリモディーネら3頭。その1馬身後ろ、ヒシピナクルは中団前寄り。サニーサイドアップとウメノファイバーは中団後方の位置。ナリタルナパークとシルクプリマドンナは後方5番手に控えて前方各馬をうかがいながらの競馬。トーワトレジャーは後方4番手で他馬の出方をうかがう。後方2番手の位置でひっそりと力を温存するのはニホンピロスワンとブゼンキャンドル。最後尾にエイダイクインがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、ファレノプシスが堅実な内容で中距離女王の座に就く

先頭はトゥザヴィクトリーでリードは1馬身。単独の2番手にフサイチエアデールが続く。その後ろ、ファレノプシスが3番手。その直後、スプリングチケットとオリーブクラウンが4番手。1馬身離れて、ヒシピナクルとメジロサンドラが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、2番手から抜け出したのは1番人気のフサイチエアデール。そのまま押し切るかに思われたが、絶好位にいたファレノプシスが鮮烈な末脚を弾けさせてフサイチエアデールを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。2着のフサイチエアデールから2馬身差の3着には、最後方の位置から切れ味抜群の末脚を発揮したエイダイクインが入った。そこから1馬身半遅れた4着には、逃げ粘ったトゥザヴィクトリーが入線、さらに3/4馬身差の5着には、後方2番手にいたシルクプリマドンナが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはクリスマスツリーが入った。