ヤマイチハジメ（2007年生、母ヒデアスタイアー）

ヤマイチハジメ（2007年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋始まり」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時6歳）と交配したヒデアスタイアーが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方31戦7勝2着6回。2011年の荒尾がまだすスプリント(一般C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（2010年）

11月23日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C16（荒尾ダート950m 晴/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリアミアンから3馬身差の2着に敗れた。

12月3日、中0週で迎えた7戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のネヴァウィキャンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、アフロディテ賞（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペスゲンズイに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤー特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチストーミーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、ツルマルボーイ産駒☆ラブ賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネトシトキメキから1馬身差の2着に敗北した。

1月21日、連闘で迎えた11戦目は、2011M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた12戦目は、K2さんにゃ×3杯!乙!杯（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、K2さんMMD杯乙!杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンパラダイスに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月11日、連闘で迎えた14戦目は、うーさん記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた15戦目は、荒尾がまだすスプリント（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のトーホクマッチョをハナ差制して勝利を手に入れた。

3月27日、中0週で迎えた16戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、南関東&九州ジョッキーズカップ（第2戦）（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、荒王最強杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた18戦目は、れんげ草特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（6戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワエクセルから7馬身差の2着となった。

5月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターペスゲンズイからアタマ差の2着に甘んじた。

5月7日、連闘で迎えた20戦目は、母の日特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（8戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメルシーレインボーに半馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、初夏特選（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエンシェントエイジに1馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

7月24日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

8月21日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、桜島特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノアレグロから1馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、ホークス杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた26戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、酒とめしRIKI開店記念（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた27戦目は、不知火賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンキラリから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村島俊策騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた29戦目は、七五三特選（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（12戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、（有）旭製作所杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた31戦目は、倉岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（14戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

12月16日、中1週で迎えた32戦目は、荒尾といえば荒尾競馬場特選（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（15戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた33戦目は、熊本県調騎会特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村島俊策騎手（16戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2012年）

1月26日、中4週で迎えた34戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた37戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎真騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。