サクラファイヤー（2006年生、母サクラヴァニータ）

サクラファイヤー（2006年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火花、きらめき」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時9歳）と交配したサクラヴァニータが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方43戦18勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の端午特選(C2-1)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

8月29日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた3戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイヤンビーチに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクロスフォーカラーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさとモーちゃん牛乳杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラストムービーに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月19日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナイヤンビーチをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2010年）

2月7日、中6週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオリオンザクエストをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

2月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカチカチオウジに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタサンメダリストに8馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアキノレンダをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、端午特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアキノレンダに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月15日、中0週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイストームに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、薩摩街道味取新町宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、エーシンタウォーズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウロペスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアランフェスを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、めざせレコード稲妻チャレンジ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメソポタミアに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた18戦目は、夏の宵特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、二上りおどり特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドオークをクビ差制して勝利数を13に伸ばす

9月4日、中2週で迎えた20戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、くわい特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた22戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテンシノザールに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月26日、連闘で迎えた23戦目は、ガーベラ特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三村展久騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトーラムをクビ差制して単勝一倍台の期待に応えた。

1月16日、連闘で迎えた25戦目は、春駒特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三村展久騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリーヒマワリから半馬身差の2着に敗北した。

1月23日、連闘で迎えた26戦目は、白銀特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で三村展久騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた27戦目は、節分草特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三村展久騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた28戦目は、うぐいす特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で三村展久騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクウィークから1馬身半差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた29戦目は、すみれ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三村展久騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた30戦目は、春蘭特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で三村展久騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた31戦目は、たけのこ特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で三村展久騎手（11戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスグループをクビ差制して断然の支持に応えた。

4月23日、連闘で迎えた32戦目は、君子蘭特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で三村展久騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた33戦目は、藤特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で三村展久騎手（13戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた34戦目は、母の日特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で三村展久騎手（14戦3勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた35戦目は、薫風特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で三村展久騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた36戦目は、すずらん特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた37戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、入梅特別（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた38戦目は、ざくろの花特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクライムライトに3/4馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

7月3日、連闘で迎えた39戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、はまゆう特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた40戦目は、韋駄天チャレンジ（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた41戦目は、あさがお特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーバファナに3/4馬身の差をつけて勝利数を18に伸ばす

8月7日、中1週で迎えた42戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、軟白長ネギ賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた43戦目は、福山夏まつり特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（16戦3勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた44戦目は、獅子座特別（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（5戦3勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた45戦目は、ききょう特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は三村展久騎手（17戦3勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。