シーサーペント（2020年生、母ジョジョニー）

シーサーペント（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時17歳）と交配したジョジョニーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。2024年の浦和スプリントに勝利した他、2023年の水無月賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月1日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイブゾロに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

4月19日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の牡羊座特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンの水無月賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のディーエスエールに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、江差かもめ島まつり特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったブリックロードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、ヒガシウィルウィン賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたクインズサクヤヒメ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中4週で迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの星雲賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のゲンサイに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月26日、中2週で迎えた10戦目は、クレオメ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

11月22日、中7週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、群馬県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイデアノキセキに約12馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月25日、中4週で迎えた12戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサブリュウシンに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、小寒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（8戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイデアミラーグロに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月23日、中5週で迎えた14戦目は、初花月特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパルタレオニダスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月27日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の麗日特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のイデアミラーグロに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、卯月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビナサクセスに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月23日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦の五月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の甲武信ヶ岳特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブラックオパールに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月20日、中8週で迎えた19戦目は、浦和スプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のラヴケリーに3馬身の差をつけて優勝

9月18日、中3週で迎えた20戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（7戦6勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた21戦目は、ミズナラ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（8戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラジエーションに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。