アトミックレーサー（1985年生、母ヒメブリザード）

アトミックレーサー（1985年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヒツタイトグローリー（当時12歳）と交配したヒメブリザードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江谷博徳。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方13戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の筑紫野賞(B1)。

経歴

デビュー前

中村広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

7月24日、デビュー戦は伊藤栄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤栄騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤栄騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったキングイールに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤栄騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエリートシチーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（1989年）

5月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月8日、中6週で迎えた9戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハクオーチカラに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中守騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中9週で迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコースペインに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリードハンターに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノラスターに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカンキョウジェットからクビ差の2着に甘んじた。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1990年）

1月20日、中3週で迎えた17戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノラスターをクビ差制して1着ゴールを果たした。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、大垣敏夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノナデシコから半馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大垣敏夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイアレクトからクビ差の2着となった。