トーンチャイム（2007年生、母プレイズポーラ）

トーンチャイム（2007年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖歌で使用される楽器」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したプレイズポーラが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の城山公園桜まつり特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月11日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた5戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた6戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3ヘ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のイエローランナーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、西岡&増井祝退職特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、最後はセトノバララットと並んで3着同着となった。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったライフタイムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、北川村のゆず特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた12戦目は、初夢特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したライフタイムにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月8日、連闘で迎えた13戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、高知県獣医師会2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、水樹奈々誕生記念特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のテンカラットをクビ差振り切って1番人気に応えた。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、自然王国白滝の里特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

2月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワンフォーザロードに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、駿君初めての高知特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のザモストトレジャーに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

3月20日、中2週で迎えた18戦目は、城山公園桜まつり特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦3勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のザモストトレジャーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月1日、中1週で迎えた19戦目は、高知ヤイロチョウ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったゼットカークに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハツネブライトに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月16日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（10戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセトクラウンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、内原野つつじ特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（11戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた23戦目は、ばら祭シリーズプリンセスふくやま（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（12戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケリーズラブから半馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（13戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（14戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアインファルケに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（15戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったザバトルケンタに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（16戦7勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のハーバータウンを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

9月4日、中1週で迎えた29戦目は、土佐柚子酢特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（17戦7勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（18戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた31戦目は、香南市山北みかん特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（19戦7勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西森将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（20戦7勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた34戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（21戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はセフティーベストと並んで2着同着となった。

12月25日、中1週で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（22戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オースミショウサンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（23戦7勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（24戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた39戦目は、山中秋桜HD特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（25戦7勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた40戦目は、自然王国白滝の里特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（26戦7勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマールートに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた41戦目は、仁淀川町の桜特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（27戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月7日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた42戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（28戦8勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた43戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、紙のこいのぼり特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた44戦目は、四万十天然川エビ特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。