ザバトルケンタ（2006年生、母エイシンシルバー）

ザバトルケンタ（2006年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋健太」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時10歳）と交配したエイシンシルバーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月31日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンアイに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の祝!芳樹・美穂結婚記念杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のランドエクスプレスをクビ差振り切って優勝

10月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の山本博基・早苗結婚記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

2月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、まさやんランドカップ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラスリーラに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月10日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

3月20日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラフレシアボルトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

4月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハツネブライトを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

4月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザモストトレジャーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアイスジャッカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったワンフォーザロードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストマダムに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月28日、連闘で迎えた17戦目は、高知ぼうしパン特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦3勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた18戦目は、乗ろうよ路面電車特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフクノブリングを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月24日、連闘で迎えた20戦目は、わぬけ様特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（9戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったフクノブリングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月2日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中西達也騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハツネブライトに約13馬身の大差をつけて8勝目を手中に収めた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中西達也騎手（11戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーンチャイムに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月1日、中1週で迎えた23戦目は、夜さ恋ナイター2周年記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で中西達也騎手（12戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のイーグルファンキーをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

9月10日、中5週で迎えた24戦目は、一般B5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で中西達也騎手（13戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイーグルファンキーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で中西達也騎手（14戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったホクセツファミリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた26戦目は、香南市山北みかん特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で中西達也騎手（15戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、白髪神社秋期大祭特別（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で中西達也騎手（16戦8勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月27日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた28戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で中西達也騎手（17戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオイコミジョウズに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

12月24日、中3週で迎えた29戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、サンタとトナカイ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

6歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた30戦目は、佐川町えびす祭り特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。