モガミレゾン（1987年生、母ウルトラヤシマ）

モガミレゾン（1987年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したウルトラヤシマが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、中央平地10戦2勝、地方30戦7勝2着6回。1989年のクローバー賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月9日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のハギノビッグハートをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月30日、中4週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳400万下の赤松賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は東信二騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハイエストビッドに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

12月17日、連闘で迎えた8戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で東信二騎手（5戦2勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（1990年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた10戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（1991年）

4月14日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた11戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた14戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、文月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で千場俊彦騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で千場俊彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、神保忠三騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月26日、中0週で迎えた19戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神保忠三騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で神保忠三騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で神保忠三騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた22戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウマックから半馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中4週で迎えた23戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマヤノアローに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月16日、連闘で迎えた24戦目は、丹頂鶴特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンメイトから半馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村賢治騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のツキノラデカルに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（1992年）

1月25日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村賢治騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホリノスプリンターに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

2月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で今村賢治騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノメモリーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月23日、中2週で迎えた28戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、佐々木竹見招待チャレン（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセフティシードルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、一般B1（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今村賢治騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた30戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のホクセイノボルに1馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

6月28日、中4週で迎えた32戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は今村賢治騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のリユウホオシヨウに1馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

7月7日、連闘で迎えた33戦目は、七夕特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフアイナルジヨオーから半馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた34戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今村賢治騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったビジョンヒーローから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた35戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村賢治騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた36戦目は、M.リチャーズ騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（高知ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今村賢治騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた38戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシケンジェントからハナ差の2着に惜敗した。

12月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村賢治騎手（12戦5勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルケントウショウから半馬身差の2着となった。

12月13日、連闘で迎えた40戦目は、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村賢治騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。