クインサンシー（1987年生、母ミドリサンシー）

クインサンシー（1987年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマナード（当時14歳）と交配したミドリサンシーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方34戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の新涼特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小笠原保厩舎（中津）へ入厩。

2歳（1989年）

4月27日、デビュー戦は由井日呂司騎手を鞍上に据えて、3歳（帯広ダート900m 雪/良）に出走。馬体重は445kg。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスクオールワンから1馬身半差の2着となった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳（帯広ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で由井日呂司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキシムオーレーからクビ差の2着に甘んじた。

9月19日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

9月25日、連闘で迎えた4戦目は、中井博一騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンアコーに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（帯広ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井博一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダービーソニツクに1馬身半の差をつけて優勝

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（帯広ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中井博一騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1990年）

4月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のプリーミアオーザに2馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

4月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、シリウス（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザリーカガヤキに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、本忠司騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマネープランから1馬身半差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、さつき賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマネープランに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月17日、中1週で迎えた11戦目は、レグルス（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（3戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のグリンジムに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7月15日、中3週で迎えた12戦目は、読売杯（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（4戦4勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、レグルス（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラダニエルに3馬身の差をつけて7勝目を手にした。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、フエニックス（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプレイススウオンプに2馬身半の差をつけて8勝目を奪取した。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、フエニックス（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井敏雄騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビゼンツカサから4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井敏雄騎手（8戦6勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサニーモレナから半馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、フエニックス（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンツカサに3馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（9戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテルタヒメーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1991年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた20戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったケイエスミラクルに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャーリーハッスルを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

10月6日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5歳（1992年）

4月23日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、かしわ記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた29戦目は、ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口正宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月9日、中4週で迎えた30戦目は、クイーン賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野口正宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた31戦目は、ジュライハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野口正宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、神無月特別（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で野口正宏騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、金の鞍（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野口正宏騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月18日、中2週で迎えた34戦目は、京葉盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野口正宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、千葉TV放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野口正宏騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイタカクインをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6歳（1993年）

2月2日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた36戦目は、ダイヤモンドレディ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野口正宏騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた37戦目は、TV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で野口正宏騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、TVK盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野口正宏騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月25日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた39戦目は、陽春特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野口正宏騎手（11戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月17日、中7週で迎えた40戦目は、エメラルドカップ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で野口正宏騎手（12戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた41戦目は、京成盃（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で野口正宏騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた42戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で野口正宏騎手（14戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた43戦目は、かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で野口正宏騎手（15戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。