アサケマックス（2008年生、母シルヴァージュエル）

アサケマックス（2008年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最大限」。毛色は栗毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時12歳）と交配したシルヴァージュエルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方26戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、杉谷桝夫によって420万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月26日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミステリーキーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の月の祝日（フィーナ記念日）（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシバローロに8馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月28日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヘイハチダーリンを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、アドル・クリスティン記念杯（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノアツヒメを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモアンフォセに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（9戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、JAあいち尾東米花の膳杯（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒシラスティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月3日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ヤマタケブリンクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月10日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレウェバリングに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったフォースワンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドカミジンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月19日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、牡羊座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（14戦8勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月9日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた21戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（16戦8勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアポインホープに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（17戦9勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（18戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般A3 B3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（19戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ウィングヴェールに半馬身交わされて2着となった。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、笹の葉賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（20戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（21戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた28戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィッシャーガールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、柊の花賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。