エンドレスアロー（1986年生、母ミモザ）

エンドレスアロー（1986年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時19歳）と交配したミモザが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着2回、地方26戦7勝2着3回。1992年の場外オープン記念天山賞(A1 A2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ワイルドエミューに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリジェイドにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のイナドダイオーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳400万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（1989年）

8月13日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスーパーグランパパをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（1990年）

4月15日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストライカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目をマークした。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（8戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバトルビオンディを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

7月8日、中4週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、道新杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5歳（1991年）

7月27日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（9戦4勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた14戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田政人騎手（10戦4勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6歳（1992年）

5月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、武蔵特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のミルコトブキに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

6月23日、中3週で迎えた18戦目は、ムーンストーン特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったステータスアーサからハナ差の2着に甘んじた。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、天の川賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、九日俊光騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた21戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で九日俊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で九日俊光騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンクレットから1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、場外オープン記念天山賞（佐賀ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で九日俊光騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で九日俊光騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のファーストプレイスに6馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

7歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた25戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で九日俊光騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニシキトウカイに6馬身の差をつけて7勝目をマークした。

1月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で九日俊光騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュナムラに6馬身の差をつけて8勝目を収める

2月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で九日俊光騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた28戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で九日俊光騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシキトウカイから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた29戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で九日俊光騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュナムラに2馬身半の差をつけて9勝目を収める

3月21日、中1週で迎えた30戦目は、大天山賞（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で九日俊光騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月26日、約9か月半の休養明けで迎えた31戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラミサキオーをクビ差制して久しぶりの一戦をモノにした。

8歳（1994年）

2月6日、中5週で迎えた32戦目は、河津徳幸騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた33戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は土井道隆騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた34戦目は、大天山賞（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は河津徳幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツオパールに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月24日、中4週で迎えた35戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河津徳幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた36戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は土井道隆騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた37戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月3日、中3週で迎えた38戦目は、A1（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、岩本清隆騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた40戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた41戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岩本清隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた42戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本清隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。