ウララマンスタ（1996年生、母ゴッドジョオー）

ウララマンスタ（1996年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエブロス（当時10歳）と交配したゴッドジョオーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦15勝2着4回。1999年の秋の鞍(地方重賞)に勝利した他、2003年の白銀争覇(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡本牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

7月14日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズキドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサイキョウリズムに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は青木達彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のパープルヘイズに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったボナンザーローマンをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

12月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は青木達彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーロッチオーに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

3歳（1999年）

1月31日、中7週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた9戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかいどう賞（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月26日、中7週で迎えた16戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマノオリオンを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のイッコーオーに半馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

10月17日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2000年）

6月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた19戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカルストンジョージを圧倒的な末脚で半馬身差し切って久しぶりの実戦を物にした。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチヨシファインに4馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

8月18日、中5週で迎えた21戦目は、笠松オールカマー（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したボナンザーローマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月10日、中2週で迎えた22戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナリタスーパーリリを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

10月15日、中4週で迎えた23戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（11戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、白山特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のライトレインに2馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

5歳（2001年）

1月1日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（13戦7勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた27戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で安藤光彰騎手（14戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた28戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤光彰騎手（15戦7勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月27日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、一般B6-9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤光彰騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた30戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で安藤光彰騎手（17戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトワノハヤブサに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた31戦目は、新春特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で安藤光彰騎手（18戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドサーパスを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

2月18日、中5週で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で安藤光彰騎手（19戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のユウカナレに半馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

3月13日、中2週で迎えた33戦目は、一般B1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で安藤光彰騎手（20戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るケニアスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月3日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞のスプリング争覇（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で安藤光彰騎手（21戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた35戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は20戦連続で安藤光彰騎手（22戦11勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた36戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で安藤光彰騎手（23戦11勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた37戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプラチナワンに2馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

7月19日、中3週で迎えた38戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた39戦目は、一般A7 B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（24戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた40戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（25戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルタカチケットに4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

7歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた41戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（26戦12勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたナイキゴールド決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた42戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。