ダイゴウソウル（1990年生、母テンリバール）

ダイゴウソウル（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシーホーク（当時27歳）と交配したテンリバールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）日向牧場。戦績は、中央平地35戦7勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方4戦0勝。1995年、1996年とメイステークス(オープン)を連覇した他、1995年の吾妻小富士オープン(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

8月23日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホコタレディを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月25日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマヤノギャラクシーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3歳（1993年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月27日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、コバノフラッシュに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1994年）

5月8日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のサンライトエリナをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

6月18日、中5週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインターシュプールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のバラードシンガーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月4日、中4週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイリッシュダンスに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月9日、中4週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（1995年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、メイステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のフサイチカツラに2馬身半の差をつけて制した。

6月25日、中3週で迎えた19戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーピードラゴンをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた21戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた22戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（9戦4勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月18日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大崎昭一騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6歳（1996年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（11戦4勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（12戦4勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた27戦目は、群馬記念（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（13戦4勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（14戦4勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカミノマジックを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月16日、中2週で迎えた29戦目は、オーシャンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（15戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデG3の七夕賞（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（16戦5勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

10月6日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、秋野ステークス（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（17戦5勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で大崎昭一騎手（18戦5勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

7歳（1997年）

6月22日、約8か月の休み明けで迎えた33戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大崎昭一騎手（19戦5勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた34戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、BSNオープン（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（20戦5勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（21戦5勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

10月19日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月20日、中8週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた38戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（1998年）

1月10日、中2週で迎えた39戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月11日、約3か月の休み明けで迎えた40戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は千葉優騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。