コスモブライヤー（2019年生、母ブーケドロゼブルー）

コスモブライヤー（2019年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+茨。他馬を寄せ付けぬ勢いで走ることを期待して」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時10歳）と交配したブーケドロゼブルーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は加野牧場。主な勝ち鞍は2022年の四十雀特別。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月18日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2022年）

5月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた7戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月20日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月10日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシュペーア特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビジョガーにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月8日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦の四十雀特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラスティンボーイに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた13戦目は、44thホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のゴールデンプラチナをハナ差振り切って2勝目を手にした。

4歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、二鷹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

7月30日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた20戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月11日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、オーにゃんHBD特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームプリンスに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、タマムラサキ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエースレイジングに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

12月9日、中1週で迎えた24戦目は、C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のオルクリストに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアイルビーメジャーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2024年）

2月14日、中5週で迎えた26戦目は、咸陽島公園特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ゲンパチレオニダスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月21日、連闘で迎えた27戦目は、落合橋特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイバクシンを別次元の末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

3月27日、中1週で迎えた29戦目は、小金滝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ゴッドファーザー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた31戦目は、白秋特別（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた32戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。